最強戦士への試練 ~けいの場合~
もうどれくらいの「時間」が経ったんだろうか.
どうして一人で戦ってしまったんだろう.
こんなことになるのなら,ミク様や師匠の言うことを聞けばよかった.
「ギルバード.おねがい,けいを助けて」
「めいのおねがいでも聞けないな」
「ど,どうして」
「これは,けいが一人前の戦士なるための試練だからさ.だからどんな状況下になっても手出ししちゃいけないんだ」
「そ,そんなひどいよ.け,けい,けいは・・・わたしの・・・大切な・・・家族なのにぃ (;_;)」
「な,泣かないでくれ.チッ,しょうがない.(めいには黙ってろって言われていたけど)」
「実はな,ごにょごにょ・・・というわけ」
「ブー,ひどい.そんなおいしい話しをわたしだけ仲間はずれにするなんてぇー,ひどーい」
ポカポカ
「ゴメン,ゴメン.今度はちゃんと話すよ」
「そうか.あのお方がけいのことを」
うふふ
「ねえ,ギルバード.ごにょごにょ」
「えッ,ホント」
コックリ
あのお方とけいの関係が発展するのはもっと後のこと.そして,わたしの体には・・・.