三姉妹,それぞれの悲劇
「気持ちがよかろう.さっさと,殺され我がコレクションとなれ」
「いやぁッ」
「絶対,絶対に碧を取り戻す.そして,桃を一緒に探し出すの」
「無駄だと言っただろう.たとえ抜け殻を取り戻したとしても」
「魂はどうするのだ.それに我がボスのダークパワー・エネルギーは尽き果てることはないぞ」
「くッ」
「コロースッ」
(しまった)
グァッシャン
純麗は後頭部が砕ける音を聞く同時に衝撃を受け,前のめりに倒れ込んだ.
そして,意識がもうろうとしている中立ち上がろうとした瞬間.
バッギッ,グァッシャ.
ジャンピング・ニーを食らい,そのまま後ろへと倒れ込んだ.
「・・・・・・碧・・・・・・」
グァワシャン,ドス.
そのまま動くことはなかった.
「クッッッ,よくやったぞ.ダークブルー」
「おまえの役名は終わった.ご苦労だったな」
ドタン.
「俺は碧い方を持ち帰ろう」
「なら,俺は髪が長い方か」
「知っていたか.こいつらは三姉妹で」
「こっちのパープルほうが万能タイプの戦いで,そして,そっちの碧いほうはスピード重視の戦い方をするらしい」
「あと,ピンクほうはパワー重視の戦い方するらしいが,なぜか,いまは行方知れずらしいぞ」
「知っているぜ,この前黒金の結婚した相手が,戦いに敗れ拉致らてたピンク色したヤツらしいぞ」
「マジかよ」